3月の誕生石アクアマリンの魅力とおすすめアイテム

3月の誕生石アクアマリンの魅力とおすすめアイテム

2025年5月3日更新

やわらかな春風を感じる3月。
誕生石は澄んだブルーが特徴的な「アクアマリン」。
「アクアマリン」は、春先の澄んだ空や海を思わせるような透明感にあふれた宝石です。

この記事では、3月の誕生石「アクアマリン」について、その特徴や名前の由来、
ジュエリーとしての楽しみ方までたっぷりご紹介。

おすすめアイテムまで幅広くご紹介いたしますので、
プレゼント選びや自分へのご褒美探しにぜひ役立ててください。

1. 3月の誕生石とは?

3月の誕生石アクアマリン

まずは誕生石について少しおさらいしてみましょう。
各月にちなんだ宝石を「誕生石」と呼びます。

宝石は装飾品としての役割以外にも「身につけることで幸運を呼び寄せる」など、お守りのような役割も果たしてきました。

一方誕生石は、20世紀に入ってから商業的な背景で制定された新しい文化。
そのため、どの宝石が何月の宝石に結びつけられるかは国や文化によって異なります。

「アクアマリン」は3月の誕生石で、日本以外にもイギリス、アメリカで3月の誕生石として制定されています。
透明感のある淡いブルーが特徴。
水と海を表す「aqua」と「marine」という言葉が表す通り、澄んだ海水のような爽やかな色とその透明感が魅力の宝石です。

3月の誕生石がもつ意味と歴史

紀元前から人類の歴史とともに歩みを進めてきた宝石。
アクアマリンもそのひとつで、古代ローマやギリシャ時代から船乗りたちに「航海のお守り」として愛されてきました。

古くから「海」と深い関わりのある宝石とされ、アクアマリンにまつわる神話もあります。

それは「美しい海底に住む精の宝物が陸に打ち上げられて宝石になった」というものです。

このような神話も生まれるほどに、アクアマリンの透き通ったブルーの美しさは、当時の人々にとっても特別な存在だったことがうかがえます。

また、すべての生命の源である海の水の象徴であることから「永遠の若さを象徴する宝石」と信じられてきました。

現代では、海の持つ穏やかな一面を表す「幸福」「平和」が石言葉として採用されています。

アクアマリンの由来と特徴

アクアマリンの由来は、ラテン語の「アクアティクス(aquaticus)」と「マリン(marin)」に由来。
およそ2000年前に、ローマ人によって名付けられたとされています。

アクアマリンは「ベリル(beryl)」という鉱物の一種です。
同じベリル系の宝石に、グリーンの「エメラルド(emerald)」や、ピンク系の「モルガナイト(morganite)」、イエロー系の「ヘリオドール(heliodor)」などがあります。
ベリルのうち、淡いブルーから青緑色をしたものを「アクアマリン(aquamarine)」と呼びます。

色以外のおもな特徴はふたつ。
透明感が高いこと。
そして、モース硬度が7半から8と比較的高い硬度を持つこと。

日常使いに適した硬度を持っているため、ネックレスやピアス、リングなどさまざまなアイテムで楽しむことができます。

また、アクアマリンは光の当たり方によって印象が変わるのもポイント。
昼の自然光の下ではキラキラと爽やかに。
夜のライトのもとでは、柔らかく落ち着いた輝きを見せてくれます。
カジュアルな装いにもフォーマルなシーンにも幅広くマッチする万能な宝石として、多くの人に親しまれています。

2. アクアマリン:深いブルーがもつ魅力

その澄みきった美しさと扱いやすさから、幅広い年齢層に長く愛されているアクアマリン。
ここでは、アクアマリンの特徴と効果、ジュエリーアイテムごとにおすすめポイントをご紹介します。

アクアマリンの特徴と効果

アクアマリン最大の魅力は、なんといってもその透明感あふれるブルー。
微量な鉄分を含むことによって、このニュアンスカラーを生み出しているのです。
鉄分の含有量がわずかに異なるだけで、青みが強くなったり緑みが強くなるなど、色のニュアンスも異なります。

また、ダイヤモンドほどの硬さはないものの、モース硬度が7.5~8と高め。
普段使いのジュエリーにも十分に適しており、特別なお手入れに神経質になる必要がない点も人気の理由です。
そして、アクアマリンのジュエリーは、強く主張しすぎずコーディネートに自然に溶け込むため、オフィススタイルはもちろん、オフのスタイリングにも大活躍。
控えめながらもコーディネートを引き立て、つける人の美しさを引き出す効果がある宝石。

アクアマリンを使った種類別おすすめジュエリー

アクアマリンはその透明感と優しい色合いを活かし、さまざまなジュエリーアイテムで採用されています。
ここでは、アイテム別におすすめポイントをご紹介していきましょう。

  • 【ネックレス】

    アクアマリンネックレス

    まずは、アクアマリンの透明感を一番楽しめるネックレス。
    小ぶりなものなら普段使いに。
    ダイヤモンドをあしらった華やかなデザインはフォーマルな場にもぴったり。

    シンプルな一粒石のデザインは、デコルテの美しさを引き立てます。

  • 【リング】

    アクアマリンリング

    指先にさりげない華やかさを添えるリング。
    一粒石のデザインも素敵ですが、複数のカラーストーンをあしらったマルチカラーリングがおすすめ。
    タンザナイトやブルートパーズ、サファイアなどの同色系の宝石をリズミカルに配置したデザインなら、一本でも重ね付けでも大活躍。

  • 【ピアス】

    アクアマリンピアス

    耳元で軽やかに揺れ、顔周りを明るく見せる効果も期待できるアクアマリンのピアス。
    シンプルなスタッドタイプから、揺れるドロップタイプまで、デザインのバリエーションも豊富です。

    地金はプラチナやホワイトゴールドなら涼やかに。
    イエローゴールドなら上品に。
    好きな雰囲気になるよう、顔まわりを彩る地金を選んでくださいね。

  • 【ブレスレット】

    アクアマリンブレスレット

    控えめながらもアクセントとなるアクアマリンのブレスレット。
    華奢なチェーンに小さなアクアマリンを一粒あしらったものなら、どんなコーディネートにもすっとなじみます。
    重ね付けで遊び心をプラスするのもおすすめです。

サンタマリア・アクアマリンとは?その違いと価値

アクアマリンの中でもブルーが濃く、鮮やかな色味のものが高品質とされています。
その中でも「サンタマリア・アクアマリン」は、ブラジルのサンタマリア鉱山で産出する美しいアクアマリンに与えられる称号です。
しかし、現在サンタマリア鉱山は閉山しており新たな産出がないため、美しさだけでなく希少性の観点からも「サンタマリア・アクアマリン」は高い評価を得ています。

また、ブラジルのサンタマリア鉱山で産出したもの以外でも、同等の美しい濃青色を持つアクアマリンであれば「サンタマリア・アクアマリン」と呼ばれています。

もし特別なアイテムを探しているなら「サンタマリア・アクアマリン」は素敵な選択となることでしょう。
深いブルーは装いをぐっと引き締め、品のある華やかさを演出してくれます。

3. 3月の誕生石ジュエリーを選ぶポイント

アクアマリンジュエリー

アクアマリンの魅力について触れた後は、実際にジュエリーを選ぶ際のポイントを考えてみましょう。
ここでは、アクアマリンジュエリーを選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

プレゼントとして贈る際の選び方

誕生日プレゼントや記念日の贈り物としてアクアマリンのジュエリーを選ぶなら、まずは贈る相手のライフスタイルや好みに合わせることがポイントです。

  • 【相手の普段のスタイルに合わせる】

    華やかなファッションが好きな方なら、石のサイズが大きめのネックレスやリングを。
    淡いブルーカラーのアクアマリンなら、サイズが大きくてもコーディネートに馴染むスタイリングが可能。
    また、ダイヤモンドをあしらったデザインなら、アクアマリンの優美さをより引き立てます。

    シンプルなスタイルが好みの方には、小粒のスタッドピアスや一粒ネックレスがおすすめ。
    プラチナやホワイトゴールドといった白い貴金属を選ぶことで、アクアマリンとの一体感を演出。
    どんなシーンでも身につけられるジュエリーとなることでしょう。

  • 【金属の色を意識する】

    つぎに重要なのが、金属の色。
    アクアマリンの透明感はプラチナやホワイトゴールドと相性抜群ですが、イエローゴールドとの組み合わせは暖かみのある表情に。

    贈る相手が普段どちらの色を好んでいるかをチェックしておきましょう。
    統一感を重視するなら、手持ちのジュエリーの地金と同色系で揃えるのがおすすめ。

  • 【サイズ選びに気をつける】

    最後にサイズ選び。
    ジュエリー選び全般にいえることですが、特にリングを選ぶ場合、相手の指のサイズを事前にリサーチしておくことが大切です。

    ネックレスなら、長さが調節できるアジャスター付きのデザインを選ぶと喜ばれます。
    ピアスなら、耳たぶの厚さを考慮しなくて良い、チェーンタイプのアメリカンピアスがおすすめです。

おすすめの組み合わせと重ね付けスタイル

アクアマリンコーディネイト

透明感のある色味のアクアマリンは、他のジュエリーとも相性抜群。
ここではおすすめの組み合わせを3つご紹介。

  • 【アクアマリン×ブルーカラーの宝石】

    たとえば、同じブルートーンのサファイアやタンザナイトと合わせると、統一感が生まれとても洗練された印象にまとまります。
    リングの重ね付けなら、石の形やサイズ違いを重ねることでこなれ感をプラス。
    ブルー以外なら、ダイヤモンドのハーフエタニティリングがおすすめ。
    輝くダイヤモンドを添えて、上品かつ華やかな印象に。
    特別な日のお出かけやフォーマルな場にもぴったりなジュエリーコーディネートが完成します。

  • 【アクアマリン×パール】

    パールもアクアマリンと組み合わせるのにおすすめの宝石です。
    上品な光沢感はアクアマリンの柔和な雰囲気にエレガントさをプラス。
    オフィスカジュアルとも相性が良く、日常使いに大活躍。

    海で生まれたパールと、海水を閉じ込めたようなアクアマリン。
    このふたつのロマンティックな組み合わせは、爽やかさを呼び込みたい時におすすめの組み合わせですね。

  • 【アクアマリン×アクアマリンでレイヤード】

    最後にご紹介するのはアクアマリン同士のレイヤード。
    透明感やブルーの濃淡が異なるアクアマリンを重ねることで、装いに奥行きをプラス。

    ネックレスなら、異なるチェーンの長さで重ね付け。
    リングなら、細めのアクアマリンリングを2本つける楽しみ方もおすすめです。

    シンプルなアクアマリンジュエリーは、どんな素材やデザインとも馴染みやすいため、ぜひ気軽に組み合わせを楽しんでください。

4. 誕生石ジュエリーのメンテナンス方法

せっかく手に入れたお気に入りのアクアマリンジュエリー。
その美しさを長く楽しむためには、きちんとしたお手入れが欠かせません。
ここでは、アクアマリンジュエリーを含む誕生石ジュエリー全般に共通する、基本的なメンテナンス方法をご紹介します。

宝石のメンテナンスの基本

アクアマリンは比較的丈夫な宝石。
しかし、硬いものにぶつけたり強い衝撃を受けたりすると、傷がついたり欠けてしまうことも。
丁寧な扱いを心がけながら、日常的にできるお手入れのポイントを押さえておきましょう。

  • 【使用後は柔らかい布で拭く】

    宝石は、一見汚れていないように見えても、日常生活で汗や皮脂が付着すると輝きが鈍くなりがちです。
    一日使った後は柔らかい布で優しく表面を拭き、汗や皮脂、汚れを取り除きましょう。
    これだけでも宝石の輝きが長持ちします。

    使用する布は、鹿の皮をなめした「セーム革」がおすすめ。
    ホームセンターなどで購入可能です。

  • 【定期的に中性洗剤で洗う】

    日常のお手入れとは別に、定期的なメンテナンスも必要です。
    使用するのは、ぬるま湯に中性洗剤。
    ぬるま湯を張ったボウルにジュエリーを軽く浸し、汚れが気になる部分を柔らかいブラシで優しくこすってください。
    特に石座の裏などの汚れが溜まりやすい箇所を綺麗にすることで石のくもりもなくなり、宝石本来の持つ艶やかな輝きを取り戻すことができます。

    汚れを落とした後はしっかり水で洗い流し、乾いた布で水分を拭き取って保管してくださいね。

  • 【宝石の保管は個別保管がベスト】

    お手入れが終わったジュエリーは、ジュエリーボックスに収納しましょう。
    個別の仕切りがあるジュエリーボックスを活用し、他の宝石とぶつからないように個別に保管するのがベスト。
    特に、ダイヤモンドなどの硬い宝石と一緒にしまうと、傷がついてしまう恐れがあるので注意が必要です。
    アクアマリンも比較的硬度が高い宝石なので、他の硬度の低い宝石を傷つけることを避けるために、個別で保管を行なうことを心がけて。

  • 【プロによるメンテナンスを活用する】

    見た目に異常がなくても、数年に一度はジュエリーショップでクリーニングや点検を依頼するのが安心です。
    特にネックレスの留め具や、宝石を留めている爪のゆるみは、自分では気づきにくいので要チェックです。
    安心して長く使うためにも、日常のお手入れとプロによるメンテナンスをあわせて実践してみてはいかがでしょうか。

まとめ

その澄みきったブルーに心を癒やされる、特別な宝石「アクアマリン」。
透明感あふれるブルーが魅力の3月の誕生石は、日々のジュエリーのひとつとして取り入れることで、日常をさりげなく彩り、自分らしさを表現できるアイテムに。

また、日常だけでなく、「サンタマリア・アクアマリン」のような特別な宝石は、ひとつ持っているだけで装いをワンランクアップしてくれる存在になります。

新しい季節を迎える3月。
誕生石ジュエリーを取り入れ、気分もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

ぜひアクアマリンの輝きとともに、毎日をもっと自分らしく楽しんでくださいね。

■ アクアマリンおすすめアイテム

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