4月の誕生石「ダイヤモンド」「モルガナイト」の魅力とは?おすすめアイテムを紹介!

2025年5月5日更新
1. 4月の誕生石とは?

4月の誕生石「ダイヤモンド」と「モルガナイト」。
最も人気のある宝石「ダイヤモンド」は、4月を代表する誕生石でもあります。
透明で強く輝くその美しさは、多くの人を魅力してきました。
4月のもうひとつの誕生石「モルガナイト」。
日本の誕生石が約63年ぶりに改訂された2021年に、新たに4月の誕生石として加わりました。
「ダイヤモンド」ほど知名度のない「モルガナイト」ですが、実はよく知られたあの緑色の宝石の仲間でもあります。
それぞれ異なる魅力がありますが、まずは歴史から誕生石の魅力を探っていきましょう。
4月の誕生石にまつわる歴史と由来
12の月それぞれにある誕生石。
誕生石のはじまりには諸説あり、そのひとつが新訳聖書に登場する「エルサレムの城壁の土台石に飾られている宝石たち」。
この土台石は12種類の宝石で彩られており、アメシストやサファイアといった現代でも愛されている宝石も飾られていたと伝えられています。
そのほか、旧約聖書の「エジプト記」に登場するイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石が起源となった説もありますが、「誕生石」としての概念が誕生したのは20世紀頃のヨーロッパ。
生まれ月と宝石を結びつける文化が確立し、現在の誕生石という形となったのです。
誕生石は国ごとに制定されているため同じ月でも誕生石が異なることがあります。
日本では1958年に、全国宝石商組合により制定されました。
ダイヤモンドとモルガナイトが選ばれた理由
4月の誕生石である「ダイヤモンド」。
最も高い硬度と、比類なき美しさを兼ね備えた宝石です。
この普遍的な価値と輝きは、日本だけではなくアメリカやイギリス、オーストラリア、フランスでも4月の誕生石に選ばれています。
日本においては、4月は節目の月。
宝石の王様「ダイヤモンド」にふさわしいはじまりの月ですが、他の国ではどうでしょう。
実は、キリスト教圏においても4月は重要な月。
生命の復活と繁栄を祝う、春の最も重要な行事とされている「イースター(Easter)」。
このイースターは、イエス・キリストが十字架にかけられ、処刑された日から3日目に復活したことを祝う日です。
春分(3月20日か21日)の後の満月から数えて最初の日曜日がイースターにあたるため、3月となることもありますが、4月に祝われることが多い傾向にあります。
「永遠」の象徴でもある「ダイヤモンド」とキリストの復活。
4月の誕生石が制定された理由にはこのような背景があるかもしれませんね。
一方の「モルガナイト」。
2021年、日本の誕生石改訂により新たに誕生石として加わりました。
約63年ぶりの誕生石改定は、消費者の選択肢の拡大や、ブランドごとに異なる誕生石の統一。
そして、現代の感性や多様な価値観を反映させ、ジュエリー業界を活性化することを目的として実施されたといわれています。
新しく加えられた「モルガナイト」は、その柔らかなピンク色が特徴の宝石。
「愛」や「優しさ」を象徴するとされており、同じ4月の誕生石である「ダイヤモンド」とは異なる魅力を持つ誕生石として注目を集めています。
「モルガナイト」は、その淡いピンクが桜を連想させることから、4月の誕生石に制定されたのかもしれませんね。
実は「ダイヤモンド」と「モルガナイト」を含む誕生石の正式な選定理由は明示されていません。
しかし、「ダイヤモンド」は永遠の、「モルガナイト」は暖かな春の象徴として。
どちらも違った4月の魅力を讃えるに相応しい宝石として、選ばれたのではないかと考えられますね。
2. ダイヤモンドの魅力と特徴

世界で最も人気のある宝石「ダイヤモンド」。
その魅力は国を超え、幅広い年代の方に伝わり愛されています。
美しく堅牢。
この「ダイヤモンド」という宝石には、どのような魅力と特徴があるのでしょうか。
ダイヤモンドの象徴と意味
「ダイヤモンド」は古来より、権威や富の象徴とされてきました。
しかし、研磨技術が発達するまでは輝きよりもその「硬さ」に価値がおかれていました。
「ダイヤモンド(diamond)」の語源は、ギリシャ語の「アダマス(adamas)」に由来。
「決して屈しない」という意味が示すとおり、地球上で最も硬い鉱物であるダイヤモンドは強さと永遠の象徴として扱われてきたのです。
原石のままではそこまでの輝きがない「ダイヤモンド」。
ブリリアント・カットの原型である「オールドマイン・カット」が17世紀頃に発明されることで、「ダイヤモンド」の魅力がさらに高まったのです。
ダイヤモンドの特徴
「ダイヤモンド」最大の特徴は、地球上の鉱物の中で最も硬度が高いこと。
モース硬度は10。
このモース硬度とは、鉱物の引っかき傷に対する強さを10段階で表した尺度。
数値が高いほど硬いことを表しています。
「ダイヤモンド」は傷がつきにくいため、長く愛用したいジュエリーには最適。
また、「ダイヤモンド」のもうひとつの特徴は、その美しさを評価する「4C」という評価基準。
「カット(Cut)」「カラー(Color)」「クラリティ(Clarity)」「カラット(Carat)」。
「ダイヤモンド」の品質を、この4つの「C」で評価します。
輝きを重視するなら「カット」。
理想的なカットが施された「ダイヤモンド」は、どの角度から見ても強い輝きを放ちます。
「ダイヤモンド」を購入する際には、4Cの評価とバランスを参考にすることをおすすめします。
人気のダイヤモンドアイテム3選
強い光で見る人を魅了する「ダイヤモンド」。
身につけるなら日常の装いに自然と馴染みながらも、自分らしさを引き立ててくれるジュエリーを選びたいところ。
ここでは4月生まれの方におすすめしたいダイヤモンドアイテムを3つ厳選してご紹介します。
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【一粒ダイヤモンドのネックレス】
定番の一粒ダイヤモンドネックレスは、スタイルを選ばないスタンダードなデザイン。
地金はプラチナを選んで、オフィススタイルにもカジュアルな装いにもマッチする万能アイテムに。 -
【ハーフエタニティリング】
リングの半周にメレダイヤモンドが並ぶハーフエタニティリング。
重ねづけにもおすすめで、既に持っているリングとのコーディネートも楽しめます。 -
【ダイヤモンドフープピアス】
小ぶりなフープピアスにメレダイヤがあしらわれたピアスは、顔まわりにさりげない輝きをプラス。
使うシーンを選ばない汎用性の高さが、プレゼントにも喜ばれるアイテムです。
3. モルガナイトの魅力と特徴

もうひとつの4月の宝石「モルガナイト」。
あたたかみのある優しい色合いは、見る人の心を癒してくれます。
誕生石としての「モルガナイト」には、どのような魅力があるのでしょうか。
モルガナイトの特徴と意味
淡いピンク色が特徴の「モルガナイト」は、誕生石に新しく追加されたことから近年注目を集めています。
発見されたのは1911年のアメリカ・カリフォルニア。
比較的新しいこの宝石は、当時の金融家J.P.モルガンにちなんで命名されました。
実はエメラルドやアクアマリンと同じ「ベリル」という鉱物であり、「ベリル」のうちオレンジからピンクがかったものを「モルガナイト」と呼びます。
透明度が高く、控えめながらも品のある輝きを楽しむことができます。
人気のモルガナイトアイテム3選
控えめながらも印象的な発色が魅力の「モルガナイト」。
その透き通ったピンクは肌馴染みもよく、自然な美しさを引き立ててくれます。
ここでは「モルガナイト」を取り入れたジュエリーの中から、誕生石として身に着けやすいおすすめのアイテムを3つご紹介。
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【モルガナイト×ピンクゴールドのネックレス】
モルガナイトのピンクに馴染むピンクゴールドの地金をあしらったネックレスは、フェミニンさと上品さのバランスが秀逸。
ダイヤモンドの一粒ネックレスを身につける感覚で、毎日身につけられるシンプルなデザイン。 -
【モルガナイトとメレダイヤモンドのリング】
ファセットカットを施したモルガナイトは、柔らかな色味の中にシャープさを潜ませて。
メレダイヤモンドの輝きをプラスすることで、印象的な手元に仕上がります。 -
【モルガナイトのピアス】
揺れるフック型のモルガナイトピアスは、動作にあわせて輝く上品なアイテム。
淡いピンクで耳元を彩りながら、春を呼び込む軽やかさを纏うことができます。
4. 4月の誕生石アイテムの選び方とおすすめポイント
「ダイヤモンド」と「モルガナイト」。
魅力あふれる4月の誕生石は、それぞれの特徴を理解した上で、最適なアイテムを選びましょう。
ここでは選ぶ際のポイントと、おすすめのアイテムをご紹介します。
ダイヤモンドとモルガナイトを選ぶ際のポイント
まずは「ダイヤモンド」の選び方。
「ダイヤモンド」を選ぶ際には、「4C」のバランスを重視しましょう。
たとえば、輝きを重視したいなら「カット」のグレードが高いものを。
コストを抑えたい場合は「カラー」や「クラリティ」のグレードを低くするなど、選択肢に少し幅を持たせるのもおすすめ。
「モルガナイト」を選ぶ際には、カラーを重視。
桜を連想させる淡いピンクなら、フェミニンで優しい印象に。
地金はイエローゴールドよりも、ピンクゴールドが「モルガナイト」の美しさをより引き立てます。
用途別のおすすめアイテム

選ぶ際のポイントを抑えたら、用途別のおすすめアイテムをチェックしてみましょう。
ジュエリーと一口に言っても、デザインや使用する地金、宝石の種類によって印象は大きく変わりますよね。
そのため、シーンやライフスタイルに合った選び方が重要となります。
ここでは、用途別にぴったりの「ダイヤモンド」と「モルガナイト」のジュエリーをご紹介します。
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【普段使いにオススメのアイテム】
普段使いのジュエリーを選ぶなら、小ぶりでシンプルなデザインがおすすめです。
たとえば、一粒タイプのダイヤモンドやモルガナイトのネックレスは、どんなコーディネートにも馴染みやすく、日常の装いに自然な華やかさを添えてくれます。 -
【特別な日にオススメのアイテム】
特別な日には、少し存在感のあるジュエリーを選ぶと良いでしょう。
たとえば、大粒のモルガナイトがセットされたネックレスや、ペアシェイプカットのダイヤモンドピアスは、記念日やパーティーにふさわしい華やかさを演出。 -
【プレゼントにオススメのアイテム】
プレゼントは、相手の好みやライフスタイルに合わせたアイテム選びを重視して。
たとえばあまりジュエリーを身につけない方に贈るなら、肌馴染みの良い淡い色合いのモルガナイトを用いたネックレスがおすすめ。
ジュエリー好きなら、手持ちのアイテムと組み合わせられるジュエリーが喜ばれるでしょう。
ダイヤモンドのエタニティリングなら重ね付けに、フープピアスならチャームを通して着用するなど、ジュエリーコーディネートにバリエーションをプラスすることができます。
5. ダイヤモンドとモルガナイトの手入れ方法と長持ちさせるコツ
せっかく選んだお気に入りの誕生石ジュエリー。
できるだけ長く、美しい状態で身につけていたいものですね。
特に「ダイヤモンド」や「モルガナイト」のような天然石は、適切なケアを行うことでその輝きを持続させることができます。
ここでは、それぞれの宝石に適したお手入れ方法と長持ちさせるためのコツをご紹介します。
ダイヤモンドとモルガナイトの取り扱い方
非常に硬度が高い「ダイヤモンド」は、キズには強い一方、他の宝石を傷つけてしまうこともあります。
保管時は、専用のケースもしくは仕切りのあるケースで個別に保管することをおすすめします。
「モルガナイト」も比較的硬度の高い宝石なので、「ダイヤモンド」と同様個別保管を推奨します。
ただし、紫外線で褪色してしまう恐れがあるため、直射日光に当たらないように注意してください。
どちらも着用後は、柔らかい布で乾拭きしてから保管してくださいね。
それぞれの宝石を美しく保つためのお手入れのポイント
取り扱いに注意するだけでも、宝石の破損や汚れを防ぐことができますが、さらに美しさを長く保つためには定期的なお手入れも欠かせません。
「ダイヤモンド」と「モルガナイト」に適したケアのポイントをご紹介します。
最もスタンダードで簡単なお手入れが中性洗剤とぬるま湯を用いた洗浄。
お手入れの方法はとても簡単。
中性洗剤を薄めたぬるま湯にジュエリーを浸し、やわらかい歯ブラシで軽くブラッシングするだけ。
これで宝石や金属に付着した皮脂や汚れを落とし、ジュエリー本来の輝きを取り戻すことができます。
日常的なお手入れは乾拭き。
定期的に洗浄を行うことで、美しい状態を保ち続けることができます。
特に肌に触れる時間が長いネックレスやリングは、定期的なケアを心がけて。
6. よくある質問:ダイヤモンドとモルガナイトのQ&A
「ダイヤモンド」と「モルガナイト」の特徴を知るほど、どちらを選べば良いのか迷ったりしますよね。
ここでは、誕生石選びの際によく寄せられる質問をまとめました。
購入前の不安や迷いを解消するヒントになれば幸いです。
ダイヤモンドとモルガナイトの違いは?
「ダイヤモンド」と「モルガナイト」の違いを、二つの観点からみていきましょう。
まずは、鉱物としての種類の違いから。
「ダイヤモンド」は「金剛石」とも呼ばれる炭素の結晶。
地球上の鉱物の中で最も硬い性質(モース硬度10)を持ちます。
一方、「モルガナイト」は「緑柱石」という鉱物グループに属し、アクアマリンやエメラルドと同じ仲間です。
モース硬度は約7.5〜8で、比較的硬度は高いですが、ダイヤモンドと比べるとやや丁寧な扱いが求められます。
つぎの大きな違いは、見た目の印象。
「ダイヤモンド」は強い輝きを放ち、存在感と高級感を演出。
「モルガナイト」は、淡く優しいピンク色が柔らかな雰囲気。
これらの異なる個性に加え、それぞれの宝石のカラーバリエーションやカットの種類によっても印象が大きく異なります。
何を重視したいかで選び方が変わってくるので、どんな要素を優先したいかを事前にピックアップしておくと良いですね。
4月生まれの方にどちらがおすすめ?
華やかで力強い輝きが魅力の「ダイヤモンド」は、フォーマルなシーンや記念日など、特別な場面で身につけたい方にぴったり。
また、耐久性が高いため、長く愛用したい誕生石ジュエリーをお探しの方におすすめです。
「モルガナイト」はふんわりとした色合いと優しさが、カジュアルな日常使いにも取り入れやすい宝石。
落ち着いた雰囲気を大切にしたい方や、春色のジュエリーを探している方にはおすすめ。
まとめ
4月の誕生石ジュエリーを取り入れる楽しみ

4月の誕生石「ダイヤモンド」と「モルガナイト」。
自分へのご褒美として、また人生の節目を記念して、ぜひお気に入りの誕生石ジュエリーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
あなたの「今の気持ち」に寄り添うジュエリーがきっと見つかるはずです。