7月生まれの方必見!誕生石ルビーの魅力|選び方からギフトアイデアまで徹底解説

7月生まれの方必見!誕生石ルビーの魅力|選び方からギフトアイデアまで徹底解説
2025年7月10日更新
1. 7月の誕生石ルビーの魅力
7月の誕生石として親しまれている「ルビー」。
燃えるような情熱的な赤から柔らかな雰囲気を纏う赤まで、多彩な「赤」が世界中で愛されています。
歴史の深い宝石だからこそ、さまざまな逸話も残されている宝石です。
この記事では、7月の誕生石「ルビー」の魅力や特徴、選び方のポイントをわかりやすくご紹介。
ジュエリー選びの参考に、またはギフト選びのヒントとしてぜひお役立てください。
ルビーの特性と美しさ

7月の誕生石「ルビー(ruby)」。
カラーバリエーションは赤色。
「コランダム(corundum)」の一種であり、和名は「紅玉(こうぎょく)」です。
モース硬度は9と、ダイヤモンドにつぐ高い硬度を持っています。
ラテン語で「赤」を表す「rubeus」が語源。
その情熱的な色から、唯一無二の存在として愛されてきたルビー。
紀元前8世紀から採掘がはじまっていたとされており、古代インドや古代ローマでもさまざまな逸話が残されています。
たとえば古代インドでは、ルビーは「ラトナラジュ(宝石の王)」と呼ばれ、神聖な存在として人々に崇められていました。
また、古代ローマでは、ローマ神話に登場する「炎と戦いの軍神マルス」が宿る石だと信じられ、勇気を与え、負傷から身を守るお守りとして兵士たちに身につけられていたと伝えられています。
このように、ルビーの燃えるような赤は、血や炎、情熱、威厳の象徴として人々の心を惹きつけ続けてきたのです。
現代でも他の宝石にはない特別な輝きを秘めた宝石として人気があるルビー。
しかし、ルビーが特別とされる理由は歴史だけではありません。
その大きな理由の一つが、その高い希少性です。
ルビーは、クオーツやダイヤモンドのように世界各地で産出されるわけではなく、限られた地域の鉱山でしか採れない貴重な宝石です。
さらに、ルビー特有の鮮やかな赤色は、結晶が生成される過程で取り込まれる「クロム」によるもの。
このクロムの含有量が微妙に異なるだけでも色味は変わり、価値に大きな差が生まれます。
たとえば、ルビーの中でも「ピジョン・ブラッド」と呼ばれる青みがかったルビーは、クロムの含有量が1%前後。
これより濃すぎても薄すぎても「ピジョン・ブラッド」とは呼ばれないのです。
ルビーを用いたジュエリーの選び方

鮮やかな存在感を放つルビーは、たった一石あしらうだけでも華やかさを演出。
この赤い輝きを引き立てるには、素材選びやデザイン選びも大切です。
たとえばK18PG。
ルビーの鮮やかな赤をピンクゴールドで包みこむことで肌馴染みもよく、普段使いから特別な日まで幅広いシーンにマッチするジュエリーに。
一方で、プラチナやホワイトゴールドと組み合わせると、ルビーの赤が引き締まり、凛とした上品さが際立ちます。
デザインによってもルビーの魅力が変わります。
シンプルなソリテールリングは、ルビーの色や輝きをまるごと楽しめる王道デザイン。
他のアイテムなら、華奢なチェーンに小さめのルビーをあしらったネックレスやピアスも人気。
控えめなサイズ感であれば、主張の強いルビーの「赤」も、普段のファッションにさりげなく取り入れられます。
モノトーンコーデに合わせれば、手元や耳元がぐっと華やかに。
カジュアルコーデに一点投入することで、少しのエレガントさを。
ルビーの「赤」を差し色として、コーディネートに遊びを加えてみてはいかがでしょうか。
2. ルビーに関連するギフトアイデア
誕生日ギフトの定番であるだけでなく、人生の節目に寄り添う宝石としても人気の高いルビー。
母から娘へ、恋人同士で贈り合うギフトとして、特別な宝石です。
そんな特別なルビーをギフトとして選ぶ際、より特別感を高めるためにはどのようなことができるのでしょう。
ここでは誕生日プレゼントとしてのルビーの魅力とおすすめのアイテム、そしてあらためてルビーの持つ魅力や意味をご紹介します。
誕生日プレゼントとしてのルビー

誕生石という文化は古代から存在していたわけではありません。
近代に入り、誕生石が制定されたことをきっかけに広く普及。
この誕生石が定められたことで、「自分の生まれ月に縁のある宝石を身につけると幸運が訪れる」という考えが世界中に広まりました。
こうした誕生石の考え方が広まったことで、誕生日に生まれ月にちなんだ宝石を贈ることは、単に装飾品を贈る以上の意味を持つようになりました。
日本やアメリカ、イギリス、オーストラリアにも誕生石の文化があり、いずれの国も7月の誕生石に「ルビー」を制定しています。
ルビーは「情熱」や「愛情」「勇気」といったポジティブな象徴が込められており、大切な人に愛情を自然に伝えられる特別なギフトになります。
誕生石という「贈る相手に縁のある宝石」だからこそ、贈られた人は「自分のためだけに選ばれた」という特別感を感じることができるのです。
パーソナルな要素が込められたギフトは長く大切にされるだけでなく、ふとした瞬間に贈り主の想いを思い出させてくれます。
カスタマイズ可能なルビーネックレス
さらに特別感をプラスするなら、カスタマイズ対応をしているネックレスを選ぶのもおすすめ。
最近は店頭だけでなく、オンラインでもさまざまなカスタマイズ対応が可能です。
一般的には、名前や記念日を刻印したり、リングの裏側に小さな誕生石の追加ができます。
たとえば、イニシャルや誕生石、地金を選択できるジュエリーなら、人と被らないジュエリーが完成。
フルオーダージュエリーでなくても、カスタマイズを行うことで特別なギフトに。
このように特別なギフトとしておすすめのカスタムジュエリーですが、ギフトとして選ぶ際の注意点が一点。
完成までに時間を要する場合があるため、余裕を持って注文してくださいね。
ルビーのパワーとその意味
ルビーは長い歴史の中で「宝石の王」と呼ばれるなど、唯一無二の象徴として崇められてきた宝石。
中世ヨーロッパでは、ルビーを剣の柄に埋め込み、身を守るためのお守りとして身につけられることもありました。
また、ルビーは「色が悪くなると不幸を招く」ともいわれており、16世紀のイギリス王妃であったキャサリン王妃が身につけていたルビーのリングは、離婚前に色褪せてしまったと伝えられています。
赤い石であればすべて「ルビー」と呼ばれていた時代だったため、実際には他の宝石であったのではとも言われていますが、このような言い伝えが現代にまで伝わっているほど、大きなパワーを持つと信じられていたのですね。
■ 運気を高めるルビーの石言葉
ルビーの石言葉は「情熱」「慈しみ」「威厳」。
赤い輝きが、人の心を奮い立たせるとして、血や火のイメージと結びつき、生命力の源として捉えられてきました。
このように「困難を乗り越えるパワーのある宝石」とされてきたルビーだからこそ、「あなたの幸せと成長を願っています」というメッセージをギフトに込めることもできます。
贈られた人がジュエリーを見るたびに、込められた想いを感じられる。
それが石言葉を添えて贈るジュエリーの魅力です。
■ 身につけることで得られる効果
ルビーの「赤」は人に活力を与え、行動力を高める色とされています。
これは赤の視覚的効果によるもので、身につける人だけでなく、周囲の人にもアクティブな印象を与えることができます。
たとえば大切なプレゼンなどの場に、小さなルビーのピアスやネックレスを身につけることで活動的な印象に。
男性がネクタイの色で印象を変えるように、ジュエリーで印象を変えるのもおすすめ。
情熱的なルビーの赤が、きっと物事を良い方向に運んでくれるはず。
ジュエリー選びのポイント
ルビーを選ぶときに大切なのは、「カラー」と「透明度」。
特に「カラー」は重要で、ルビーは色味で価値が大きく変わります。
黒っぽすぎず薄すぎない鮮やかな赤で、透明度が高いものが高品質とされています。
ピジョンブラッドと呼ばれるルビーは最高級品で、青みがかった透明度の高い赤が特徴的です。
また、内包物が少ないものが理想ですが、天然ルビーであれば輝きに影響を及ばさない程度内包物は石の個性として認められています。
ルビーを選ぶポイントを押さえたら、つぎはデザイン。
リングなら、日常の動作でぶつかりにくい高さであるか。
衣服に引っかかりの少ない留め方をしているかといったポイントに注視してみて。
ピアスやネックレスなら、どんな洋服にも合わせやすいよう、他の宝石も取り入れたマルチカラーのデザインを選ぶのもおすすめ。
■ ジュエリーの選び方とお手入れ方法

お気に入りのルビージュエリーを手に入れたなら、美しく保つためのお手入れも欠かせません。
使用後は、柔らかい布で皮脂や化粧品の汚れを軽く拭き取ることを習慣付けて。
汚れが気になる場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かし、石が留められている部分や肌と触れる箇所を中心に、やわらかいブラシで優しく洗ってください。
洗浄後は、水気をしっかり拭き取ってから保管してくださいね。
また、保管時にも注意点があります。
直射日光や湿気を避け、仕切りのあるジュエリーボックスに保管してください。
仕切りがない場合は、柔らかい布で個別に包むと他のアクセサリーとの衝突を避けることができます。
さらに、年に1度程度は専門店でのメンテナンスを受けることをおすすめします。
洗浄では落とせない汚れや小傷が綺麗になるほか、石のゆるみや金具の摩耗を早期に発見できます。
大切なジュエリーだからこそ正しく扱い、何年先も色褪せない輝きを楽しんでくださいね。
■ 7月誕生石のおすすめアイテム
ルビージュエリーを選ぶポイントを簡単にご紹介してきましたが、ここではそのヒントを踏まえたおすすめのルビージュエリーを3点ご紹介いたします。
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【馬蹄ネックレス】
幸せの象徴とされている馬蹄モチーフに、ラウンドカットのルビーを一石あしらったネックレス。
ルビー華やかさを引き立てるK10YGと、華奢なモチーフのバランスが身につける人を選ばないデザインです。
ピンク寄りのルビーを選ぶことで、フェミニンさもプラス。
同じデザインのピアスも合わせて、セットジュエリーとして楽しむのもおすすめ。
肌に馴染む、日常使いにぴったりのジュエリー。 -
【ルビーダイヤモンドネックレス】
王道の一粒ネックレスに少し個性をプラスしたいなら、石座にデザイン性のあるものを選んで。
ひし形のアウトラインに、ラウンドカットのルビーをセッティング。
異なるラインの組み合わせがデザインに奥行きを与えています。
さらに、ダイヤモンドを一石プラスすることでエレガントさも忘れずに。
大人の女性にこそ身につけていただきたい、特別な一本。 -
【V字ネックレス】
胸元を美しくみせてくれるV字のラインが美しいネックレス。
澄んだルビーの赤は、控えめながらも存在感を放ちます。
そのまま身につけるのはもちろん、重ね付けにもぴったりなデザインなので、ネックレスをすでに持っている上級者に贈りたいユニークなジュエリーです。
3.まとめ
7月の誕生石「ルビー」。
燃える赤からピンクみを帯びた柔らかい赤まで、強さと柔和さといった異なる表情をみせてくれます。
ただ華やかで美しいだけではなく、世界中で愛されてきた長い歴史を持つ宝石です。
外観的な魅力だけでなく、この歴史的な背景も含めて特別なルビー。
大切な人へ贈るギフトとしてこれ以上ない選択です。
7月生まれの方にとっては特別な意味を持つルビーですが、誕生月に関係なく、その美しさと価値を楽しんでみてはいかがでしょうか。