【30代女性のご褒美ジュエリー】失敗しない選び方とおすすめ10選

20代のアクセサリー選びとの違いとは？

20代の頃は、トレンド感のあるデザインや、ファッションに合わせて気軽に付け替えられるアクセサリーを中心に選んできた方が多いのではないでしょうか。それはそれで、とても楽しいおしゃれの形ですよね。

しかし30代になると、ライフスタイルやファッションの好みも少しずつ落ち着いてきます。20代の頃身につけていたアクセサリーが似合わなくなったり、少しチープに感じたりと、アクセサリーだけ浮いていると感じることはありませんか？また、好みが変わらなくても、20代の頃と比べ素材を見る目が養われている30代だからこそ、ジュエリーに求めるものも変わってくるのです。

30代のジュエリー選びのポイントは大きく3つ。

• 上質な素材感: 見た目だけでなく、素材そのものの価値を重視するように。
• タイムレスなデザイン: 流行に左右されず、5年後、10年後も愛せるデザインを。
• 自分らしさの表現:「誰かが持っているから」ではなく、「これが私らしい」と思えるもの。

この3つを意識するだけで、ジュエリー選びの軸が定まり、ブレにくくなります。「今の自分」だけでなく「未来の自分」も好きでいられるか、それが30代のご褒美ジュエリー選びで最も大切なポイントです。

「なんとなく」で選んで後悔…よくある失敗談

30代のジュエリー選びで重要な3つのポイントを押さえたら、ジュエリー選びは完璧かと思いきや、実はそうではありません。ご褒美ジュエリー選びで意外と多いのが、「買ったはいいけど、あまり使っていない」という失敗です。

• 「奮発して買ったけれど、華やかすぎて普段使いしにくい…」
• 「憧れのブランドだったけど、自分のファッションに合わなかった…」
• 「お手入れが面倒で、ジュエリーボックスに眠ったまま…」

ポイント1：素材で選ぶ - ゴールド？プラチナ？それぞれの魅力

ジュエリーの印象を大きく左右するのが「地金」と呼ばれる金属の素材です。 「地金」とは、ジュエリーに用いられる貴金属を指します。代表的な貴金属は、ゴールドにプラチナ、シルバーです。見た目だけでなく耐久性・アレルギーの起こりにくさ・お手入れのしやすさといった観点でも、デザインと同じくらい地金選びは大切です。 長く使うものだからこそ、それぞれの特徴を理解して選びましょう。

まずは「ゴールド」から。

華やかで肌なじみの良い「ゴールド（K18・K10）」

ゴールドは、温かみのある輝きで、日本人の肌によく馴染む人気の素材です。純度によってK24（純金）、K18、K10などと表記されます。

この「K」は「カラット（Karat）」の頭文字で、ゴールドの品位を表す単位。
ゴールドの品位は二十四分率で示され、K24は、金を100％含む「純金」を意味します。
K18は18/24、つまり75％が純金。K10は10/24、つまり約42％が純金で、残りは銀や銅などの金属が混ざっています。これらの金属は「割金（わりがね）」と呼ばれ、強度を高めたり、色味を変化させたりする役割を持っています。一般的なゴールドジュエリーでは、K18とK10が用いられます。

• 【K18（18金）】

  金の含有率が75%。しっかりとした金の重厚感と輝きがあり、変質しにくいため、一生もののジュエリーによく使われます。上品で高級感のある輝きを求める方におすすめです。

• 【K10（10金）】

  金の含有率が約42%。K18に比べて硬度が高く、傷がつきにくいのが特徴。価格も比較的抑えめなので、初めて本格的なゴールドジュエリーに挑戦する方や、ファッションに合わせて気軽に楽しみたい方にぴったりです。

また、ゴールドは配合する金属によって色味を変えることができます。

• 【イエローゴールド】

  華やかで明るい印象。ファッションのポイントになります。

• 【ピンクゴールド】

  女性らしく、優しい印象。肌なじみが良いのが魅力です。

• 【ホワイトゴールド】

  プラチナに似た、知的でクールな印象。どんな色の宝石とも相性抜群です。

永遠の輝きを放つ「プラチナ」

プラチナは、産出量が少なく希少性の高い金属です。その白く清らかな輝きは、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き立てるため、婚約指輪などにもよく使われます。

プラチナの「品位」を表す単位は「Pt」。ゴールドの二十四分率とは異なり、千分率で表されます。Pt950は95％が純プラチナ、Pt900は90％が純プラチナであることを示しています。 パラジウムやルテニウムなどの割金は、ゴールドと同様、硬度や加工性を高めるために加えられます。プラチナの特徴としてはつぎの通り。

• 【変質・変色しにくい】

  汗や温泉などにも強く、日常的に身に着けていても輝きが失われにくいのが特徴です。

• 【上品で落ち着いた印象】

  シーンを選ばず、フォーマルな場でも普段使いでも活躍します。流行に左右されず、長く愛用したいという方に特におすすめの素材です。

ポイント2：宝石で選ぶ - 永遠の定番ダイヤモンドから誕生石まで

地金選びのつぎは、ジュエリーの主役ともいえる宝石。それぞれの石が持つ意味や輝きを知ることで、より愛着のわく逸品が見つかります。ここでは「ダイヤモンド」と「パール」、そして「誕生石」といった3種類の宝石の選び方をみていきましょう。

• 【ダイヤモンド】

  「永遠の絆」「純粋無垢」などの石言葉を持つ、宝石の王様。その圧倒的な輝きは、ひとつ持っているだけで自信を与えてくれます。 シンプルな一粒デザインのネックレスやピアスは、まさに一生ものです。さまざまなシーンにあわせられる汎用性も魅力的な宝石。 ピンクにイエローなど、カラーバリエーションは豊富ですが、まずは無色透明のダイヤモンドを手に入れて。

• 【パール（真珠）】

  健康」「純潔」などの意味を持ち、上品で優しい輝きが魅力。 冠婚葬祭などのフォーマルなシーンはもちろん、カジュアルなファッションに合わせると、ぐっと洗練された大人のスタイルに。 淡水パールのジュエリーも素敵ですが、30代で手にいれる一生もののジュエリーならあこや真珠もおすすめ。

• 【誕生石】

  自分の生まれ月の宝石は、お守りのように身に着けられる特別な存在。 カラーストーンは、コーディネートに彩りを添え、自分らしさを表現するのにもぴったりです。 また、大切な人の誕生石を身につけるのも誕生石の楽しみ方のひとつ。ふたつの誕生石を組みあわせたジュエリーも、あなたを象徴するジュエリーとなることでしょう。

ポイント3：デザイン・モチーフで選ぶ - あなたは何を大切にしたい？

素材、宝石選びのつぎは、デザイン・モチーフで選んで。

デザインやモチーフには、様々な意味が込められています。好みの形を選ぶのもひとつ。自分の願いや想いを託せるデザインを選ぶのも素敵です。

• 【シンプルな一粒デザイン】

  宝石そのものの美しさを楽しめる、永遠の定番。シーンやファッションを選ばず、毎日身に着けられるのが魅力です。重ね付けもしやすく、ひとつ持っていると非常に活躍します。宝石はダイヤモンド、ルビーにエメラルド、サファイアといった歳を重ねるごとに深みを増す宝石を選んで。

• 【幸運を呼ぶモチーフ】

  モチーフジュエリーも長く愛されている定番。「願い」や「祈り」を込めた自分のためのお守りとしてはもちろん、大切な人への贈り物としても選ばれています。ここでは幸運を呼ぶ定番のモチーフを3つご紹介します。

  • ホースシュー（馬蹄）: 幸運を呼び込み、逃さないとされる人気のモチーフ。U字型が優美な印象を与える大人のためのモチーフジュエリー。
  • クローバー: 愛、健康、富、名声の4つの葉で幸運を象徴。地金のみでデザインされたものから、ダイヤモンドや誕生石、カラーストーンをあしらったものまで、多様なデザインが展開されています。
  • クロス（十字架）: 災いから身を守ってくれるお守りとされています。控えめなサイズであれば、コーディネートを邪魔しないいつでも着けられるお守りジュエリーに。

• 【ラインデザイン】

  そのほか、ラインデザインもおすすめ。ダイヤモンドやカラーストーンが連なったデザインは、デコルテや指先を美しく見せてくれます。リングであれば「エタニティリング」と呼ばれます。エレガントで華やかな印象を与えたい時にぴったりです。

ポイント4：アイテムで選ぶ - どの部分を輝かせたい？

好みのデザインの輪郭が明確になってきたら、そのデザインをどのアイテムで実現するかを考えてみて。

ご褒美ジュエリーと聞いて、あなたが真っ先に思い浮かべるのはどのアイテムですか？ネックレスにリング、ピアスとさまざまなアイテムがあり、どのアイテムもそれぞれの良さがあります。

• 【シンプルな一粒デザイン】

  宝石そのものの美しさを楽しめる、永遠の定番。シーンやファッションを選ばず、毎日身に着けられるのが魅力です。重ね付けもしやすく、ひとつ持っていると非常に活躍します。宝石はダイヤモンド、ルビーにエメラルド、サファイアといった歳を重ねるごとに深みを増す宝石を選んで。

• 【ネックレス】

  常に視界に入りやすく、自分も周りの人も楽しめるアイテム。チェーンの長さやトップのデザインで印象が大きく変わります。まずは定番の一粒ダイヤのネックレスから選ぶ方が多いです。

• 【リング（指輪）】

  PC作業中やふとした瞬間に自分の目に入り、気分を上げてくれるアイテム。手持ちのリングとの重ね付けを楽しむのもおすすめです。30代のご褒美ジュエリーなら、エタニティリングがぴったり。一本でも重ね付けでも映えるアイテム。

• 【ピアス・イヤリング】

  顔周りをパッと華やかに見せてくれるアイテム。髪をアップにした時などにきらりと輝くと、とても素敵です。パールピアスをお持ちでないのであれば、ぜひ1セットは手に入れて。オフィスシーンから日常使い、パーティーシーンまで幅広く活躍してくれる万能アイテムです。

• 【ブレスレット】

  仕草をエレガントに演出してくれるアイテム。手元は意外と人に見られている部分なので、上質なブレスレットをひとつ着けているだけで、ぐっと洗練された印象になります。時計と重ね付けをするなら、色をあわせてあげると統一感が生まれますよ。

ポイント5：パーソナルカラーで選ぶ - あなたの肌を美しく見せる地金の色

好みのデザインの輪郭が明確になってきたら、そのデザインをどのアイテムで実現するかを考えてみて。

一時的な流行ではなくファッションからヘアスタイルまで、「似合う」を考える上で定番となったパーソナルカラー。

自分に似合う色を知る「パーソナルカラー」は、ジュエリー選びにも役立ちます。

• 【イエローベース（イエベ）の方】

  黄みがかった温かみのある肌色の方。イエローゴールドやピンクゴールドが肌によく馴染み、血色を良く見せてくれます。カラーストーンであれば、シトリンにルビー、イエロー系のパールといった暖色系が馴染みます。

• 【ブルーベース（ブルベ）の方】

  青みがかった涼しげな肌色の方。プラチナやホワイトゴールドが肌の透明感を引き立て、美しく輝きます。カラーストーンは、ブルートパーズにサファイア、アメシストなどが肌に映えます。

もちろんこれはあくまで一般的な傾向です。一番大切なのは、ご自身が「好き！」と感じるものを身に着けること。ぜひ、色々なカラー・宝石を試着して、ご自身の肌写りを確認してみてくださいね。

まずはコレ！毎日つけたい「ネックレス」

デコルテを美しく飾り、顔周りを明るく見せてくれるネックレスは、ご褒美ジュエリーの定番。普段使いしやすく、どんなファッションにも合わせやすいシンプルなデザインが人気です。

手元を見るたび心ときめく「リング」

仕事中も、カフェでくつろいでいる時も、ふと視界に入る手元。美しいリングが輝いているだけで、心が満たされます。一本でつけても、重ね付けしても楽しめるデザインがおすすめです。

顔周りを華やかに彩る「ピアス・イヤリング」

顔周りの印象を左右するのが耳元のジュエリー。上品な輝きをプラスすれば、いつもの表情もぐっと洗練されます。紛失しにくい、しっかりとした作りのものを選びましょう。

Q. 普段のお手入れはどうすればいい？

A. 着用後は、必ず柔らかい布で拭く習慣をつけましょう。
ジュエリーの輝きを曇らせる一番の原因は、皮脂や化粧品などの油分です。着用後は、専用のクロスやメガネ拭きのような柔らかい布で、優しく汗や汚れを拭き取ってください。これだけで、輝きが全く違ってきます。

Q. 保管方法で気をつけることは？

A. ジュエリー同士がぶつからないように、個別に保管するのがベストです。
特に、ダイヤモンドは他の宝石を傷つけてしまう可能性があります。仕切りのあるジュエリーボックスに保管したり、小さな袋にひとつずつ入れたりするのがおすすめです。また、直射日光や湿気も避けるようにしましょう。

Q. 重ね付けをおしゃれに楽しむコツは？

A. 素材の色を統一するか、デザインのテイストを揃えるのがポイントです。
例えば、ネックレスなら華奢なチェーンのものの長さを変えて2本重ねたり、リングなら同じ指に細身のデザインを重ねたりすると、こなれた印象になります。まずは手持ちのジュエリーとの相性を考えながら、少しずつ買い足していくのも楽しみのひとつですね。